2009年8月22日土曜日

GORO


ちょっと前だけど『黒板五郎の流儀』って本を先輩に教えてもらった。名前とか覚えれない俺は『五郎?って誰よ?』って最初は思ったんだけど要は『北の国から』の五郎さんだったわけで....

五郎サンの子供『純』と同じ年の俺はあの映画を見た当時、仙台に住んでたから映画の設定と自分のおかれた環境や設定が似ていた。だからあまりにもリアルに感じて、てっきり地元TV局がやってる『東北の貧乏暮らしのドキュメント』と勘違いしていた。だからアレを見ると『切なく』なり『貧乏ってやだなぁ〜』なんて感想しかなかった。

けど、今見ると凄い。凄いっていうか理解出来て、共感できる。内容も面白いんだけど、建てられた家とかディティールがすごい好み。
屋根は憧れの芝生、出窓はゴンドラの廃材だし、入り口は北国の寒さから守る為に電話BOXの廃材を二重扉として使うだわ....ただのテレビ局の大道具さんの仕業ではありません。芯のある思想?をもって作られたSET。『HUNDERT WASSER』顔負けのデザインぷりです。

いまでこそ『田舎暮らし』とか『エコライフ』なんてよく聞く様になったけど、これ、30年近くも前の映画なわけで.....要は当時のヒッピー思想が満載の今で言うエコ思想の先取り映画?だったんです。

そう、五郎さんはヒッピーだったんだね、ある意味。
住んでる環境もよく見りゃ完全コミューンだし。

とにかく、この本、子供が読んでもわかるくらい簡単で面白いです。当時この映画が言いたかった事が再確認?理解?できます。そして映画で使ったセットもまだ現地の富良野にあるみたい。もう一回ドラマを全部見て、現地に訪れてみたいです。